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「起きれなくなる患者さんを作らないために医療と行政が連携する取り組み」として地域包括ケアシステムの概念が生まれ、平成26年度から医療と介護を同格に扱う「地域包括ケア病棟」が認められました。平成31年から当院での開設を計画を開始いたしました。
病気で弱られた患者さんのケアを行い、病気の再発を防ぎながら、少し時間をかけてご自宅への退院を目指す」というこの包括ケアの考え方は、当院の「疾病の治療・予防・健康増進に取り組み、地域の人々の健康づくりを目指す」という理念に合致するもの。
合言葉は「おうちで暮らそう」です。
時には入院された患者さんのリハビリ治療も加え、退院後の安定した療養生活ができるような介護サービスの再構築などを視野に入れる。地域の皆様のための施設を作りたいと考えました。

利用者さんを想い仕上げに妥協しない
「地域包括ケア病棟」
利用者様のことを考えると、危険な箇所に気づき、なくすことが必要でした。
施工担当ならではの気付きをしっかりと反映していきました。
また、利用者様やそのご家族様。訪れる皆様が「私たちの施工した病院で少しでも明るい気持ちになっていただけるようにしなくてはならない。」を念頭におき、どの箇所の仕上がりについても妥協せず、綺麗な仕上がりになるまで施工業者様にご協力いただき実現しました。自慢の仕上がりです。

改築工事だからこそ気をつけること
既存入院施設のある3階での増築・改築・改修工事であったこと。資材の搬入から工夫の連続になりました。
工事区間に隣接しているお部屋と特に下階のお部屋に入院されている患者様にご迷惑をおかけすることがないように。
まずは施工中に発生してしまう振動や騒音。これらは可能な限り低減する必要があり、騒音の少ない工法の選定に検討を重ねました。
それでも騒音が予定される場合は事前にご連絡を徹底させていただきました。大変ご迷惑をおかけいたしました。ご協力に感謝いたします。
ご就寝やお食事時間帯など、時間厳守の施工。綿密に計画を行い、予定どおりにすすめ、9ヶ月間の施工期間を守り、無事病棟開設にこぎつけました。