新潟県央基幹病院併設 「なでしこぽかぽか保育園」様 新築工事
2024年3月 新潟県三条市上須頃に建設していた「新潟県央基幹病院併設 なでしこぽかぽか保育園」様を竣工し、お引渡しをさせていただきました。
済生会新潟県央基幹病院 様
新潟基幹病院様は、「県央を日本の地域医療のモデルに-常に変化と成長を-」を理念に掲げ、建てられた病院です。
「県央地域の患者は県央で診る。地域と共に地域の医療を守り抜く。」を使命とされています。
中核病院として、地域の命を守り、地域の保健・医療・福祉施設とともに、住民の健康を支えるまちづくりに貢献するべく、開院されました。
新潟県央基幹病院併設 なでしこぽかぽか保育園 概要
「つなぐ」をテーマに掲げた設計と建築
新潟県央基幹病院に併設し、令和6年4月に開園予定の「なでしこぽかぽか保育園」。
定員15人(地域枠)の地域型保育実施施設であり、「病児病後児保育ルーム なでしこぽかぽか」も、ともに運営されます。
医療の観点から地域を守るという基幹病院様の使命を請け負うように、保育の観点から、地域で働く人々をサポートすべく建築されました。
建物のコンセプトは「つなぐ」
病院と地域を。幼児・病後児を。病院職員も、園の職員も。環境もつなぐこと。
柔らかな色調の室内と、つながる縁側、園庭。空からの光を取り込む天窓。弥彦山をデザインしたドアなど、園児が楽しく明るく過ごせるように、安全に過ごせるように施工をさせていただきました。施設の耐震設計をはじめ、隣接する県央基幹病院のありかたとともに考え抜かれた建物になっています。
心・身体・コミュニケーション・知を大切にした保育
病院併設の小規模な保育園でありながら、その建物は通う子どもたちがわくわくするような建築デザインでの工夫を凝らしています。
たくさんの想いのもとに、幼いお子さまをお預かりする施設としてお子さまはもとより、保護者さまや職員からの使いやすさ、親しみやすさ。
そして、毎日通いたくなるたくさんのワクワクとドキドキも、デザインで表し詰め込んで、新しい保育園が完成いたしました。
建物概要
- 構造 木造(在来軸組工法)/1階建て
- 敷地面積 1698.54 ㎡
- 延床面積 487.09㎡
木造建築でぬくもりを感じる
子どもたちの見えるところ、触れるところ。たくさんの木を使用して、デザインし建築しています。
室内は、床・扉・柱、そして、部屋名の案内板までも。
屋外は、テラスにはり出した軒がつくり出す木のデザイン。
木のもつ、柔らかさ、温かみを感じ感性を育みます。
回廊デッキで、遊ぼう
屋外のテラスは、回廊デッキ。
等間隔に配置された木材の連続性がつくり出す視覚的な面白さと、先へ、先へと延びるデッキが子どもの好奇心を刺激します。
ギャラリー
所在地
三条市上須頃< Google Mapで見る>